2012年9月8日土曜日

東北に付いて行く5

二日目は車(レンタカー)で移動。僕は運転しないので、喋っているだけだ。「付いて行く」冥利に尽きる。思いのほか二人とも寝覚めが良く、レンタカーを借りるまでの時間を持て余したので、道中不動産物件などを物色し、土地の雰囲気を堪能する。そして車は発進するのだった。

2012年9月7日金曜日

東北に付いて行く4

旅は酒を誘うのだ。飲み屋へ向かう。海産物が売りの飲み屋で銘酒を楽しむ。続いて寿司屋にハシゴし、銘酒を楽しむ。酒に引っ張られるように飲んでしまった。いや、酒を引っ張っていたのか。字数にして分厚い本になるくらい皆よく喋った。

2012年9月6日木曜日

東北に付いて行く3

喫茶らしい喫茶があったので入る。直ぐ出る。仙台で働く共通の友人と合流し、もう一軒。ちょっとした路地が東京の下町を思い起こさせる。黄色がかったフィルターを通して見るような、もやっとした古びた飲み屋街を通り抜け、鉄のような一角を抜け、喫茶ではない、カフェに入る。コーヒーは闇のような深煎り、しかし重くない。

2012年9月4日火曜日

東北に付いて行く2

僕は方向感覚より思い込みの方が強いので、東西南北は気まぐれに変わって行く。北のつもりで西に歩いていたりするから常に街は新鮮だ。炎天下、点在する日陰を通る度、東北の風が体温を微かに下げるが、随分天気の良い時分に東北に来たようでイメージしていたより暑い。代謝の良い友人は派手に汗を流していた。友人の友人が働くラーメン屋に行ったが、不在(サプライズ故)で会えず、コーヒーを飲みに中心街に向かう。

2012年9月3日月曜日

東北に付いて行く1

友人に誘われ、東北に付いて行った。「付いて行った」というのは、計画は全て友人のもので、僕はこの旅のマスコット的存在とでも言おうか。高速バスに乗って仙台へ。仙台には去年も来たが、その時は北から入ったので、同じ街だが別の街に来たみたいだ。ぼんやりとした記憶の中、友人の影の如く、泥棒のような足取りで付いて行く。
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