2013年6月4日火曜日

ギター

ケースを閉め忘れ持ち上げるとクラシックギターはフローリングに落下、悲しい音をたてた。拾い上げると見事に表面の左下の部分が割れている。直ぐに工房に電話をかけた。これがひと月と少し前の事。
持って行ってから丁度ひと月経ったころ電話がかかってきた。とりあえず楽器の機能は元通りにした、しかし見た目を完全に治すには時間と金がかかる、音だけを重視するなら今のままでいいだろう、とのこと。今日は休みなので直ぐに取りに行きますと言って電話を切った。
帰ってきたギターは傷跡が生々しい。僕は一生このギターを弾き続けるような気がする。初めて自分のものになったような気分だ。

2013年6月3日月曜日

ゴミ置き場の絵

夜、家路を歩いていると近所のゴミ置き場に大量の絵が捨ててあった。5号くらいの小さいものから50号くらいの大型のものがビニール紐で5枚ずつくらいにまとめて縛ってあり、絵の面を下にして置かれている。どんな絵か見てみたくなり、ひと固まりを拾い上げひっくり返すとモノトーンで対象を単純化した無機質な静物画であった。近所の人が趣味で描いていてなんらかの理由で処分したのだろう。絵が捨てられているのを見るのはなんだか悲しい。次の日、そのゴミ置き場を通ると絵が少し減っていた。だれかが持って帰ったのだろう。絵の束を一つ拾い上げてひっくり返すと昨晩見たものと同じような作風だった。作者はこの作風に執着していたのだろうか。そしてまた次の日、絵はさらに減って残り数枚になっていた。近所の家々の壁にこの作者の絵が飾られていることを願う。

2013年5月24日金曜日

高円寺北中音楽祭のこと1

11月3日は文化の日、音楽を書く身としてはぼさっとしていられない特別な日だ。と言ったものの今年まで文化の日がいつかなんて知らなかった。今年、高円寺北中商店街にて音楽祭が開催されるのだが、その音楽監督を任されることになった。古本酒場コクテイルからのお誘いである。商店街路上にオーケストラのリード、ホーン、打楽器、店舗内に弦楽、ゲストミュージシャンを配置、来場者は歩きながら位置によって変化していく音楽を体感する、果たして。テーマは「街の鼓動×音の歩道」。

2013年5月11日土曜日

暗い夜明け

何となく口ずさんでいた曲はSOZOROの「暗い夜明け」だった。そのメロディは僕のまわりをうろついている。口ずさんでみたくなる、淀みのない素直なメロディなのだ。なんでもない、なんでもないのが聴き続けられる、歌い続けられる音楽なのだ。歌詞も手伝って回り続けるのだった。

2013年5月10日金曜日

Straight, No Chaser

スコッチ、バーボン、ラム。春も終わり、洋酒の季節だ。僕に和酒の季節が再び来るかは分からない。
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