2014年5月27日火曜日

五百円玉

少年時代、僕にとって一番価値のある貨幣は五百円玉だった。重みがあり、大きく、貨幣の王様だった。紙幣は金属の硬貨の重厚さに比べて物質的に劣り、紙っ切れという印象が強かった。お年玉が硬貨から紙幣に変わったときにがっかりしたのを覚えている。だから甥っ子姪っ子には五百円玉でお年玉をあげる。しかし彼らはお札の方が強いことを知っている。

2014年5月25日日曜日

締めねば閉まらん

近所の図書館は、閉館15分前になるとバッハのブランデンブルク協奏曲3番の第1楽章が流れ出す。閉館という雰囲気が出ないのか、音楽が鳴り始めても来館者はだらだら本を物色し続ける。

2014年5月17日土曜日

ヴィオレータ・パラを聴きながら

パラグアイの作曲家で演奏家でもあったバリオスの楽譜のセットを格安で買った。前の持ち主の痕跡が残っている。大事にしていたようでとても綺麗だ。曲によっては書き込みがある。きっと演奏会で発表したのだろう。やや過剰な解釈、でもその人と会話しているようで楽しい。前の持ち主は亡くなっているのではないだろうか。存命中なら手放さないだろう。1977年3月20日購入とのメモがある。

2014年5月14日水曜日

視点

全てを音楽に結びつけて考えたり行動していると、音楽と呼ばれる小さい枠に自分を閉じ込めていることに気づかない。

2014年5月13日火曜日

春の音楽祭が終わった、あとに

問題の音楽は異物でしかなかった、が、異物なので仕方ない。否定されても肯定されても、作品は静かだった。
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