悪夢には色々なタイプがある。ホラーなもの、嫌いなもの(僕の場合は蜘蛛と毒キノコ)に関わる、などなど。
僕が最もよく観る悪夢は、シーンはライブステージ、今まさに始まるという場面で色々なトラブルに見舞われる。ギターのシールドを差そうとするが届かない、メンバーが現われない、エレキギターのストラップがない、靴がない。何かしなくてはと、マイクで客をあおるが、一向に演奏を始められなくて焦る。これの調理場バージョン(お湯が沸かない)やサッカーバージョン(ボールを蹴ってもほとんど飛ばない)なんかもある。悪夢の中でも、このタイプが一番後味が悪いのだ。
厄払いにと思って歌にした。その名も「悪夢」。