2019年4月18日木曜日

旋律が先に出来てしまった場合、詞が先に書けた時とは違った苦労がある。
最近の詞の創作は、大抵は体験したことを基にしているので、旋律による縛りがあると言葉が極端に限定される。加えて旋律の音数とイントネーションに引きずられるので、無意識に音数に偏った言葉選びになって行く。言葉が綺麗に乗ったところで物語が薄いと、その楽曲の底は目を凝らせば認識できる程度の深さにしかならない。しかし、旋律が先に現れた以上、言葉とじっくり向き合って、強引なこじつけによる自己解決を避けねばならない。

2019年2月19日火曜日

冬周辺

今年に入ってからアンサンブルのアレンジを立て続けにやった。創作をするきっかけがあるのは楽で良い。発表の予定がない作品を書くのも楽しいが、着地点がはっきりしないので手を入れ過ぎて不自然になりがちだ。
去年末から今年にかけて、演奏や編曲、マスタリングで参加した作品たちが立て続けに発表された。それぞれ特徴のある作品で、参加出来たことが嬉しい。先程アイスランドの友人に、それらに僕の作品「考える日」を加えて送った。氷の国でどう響くか。

2018年9月21日金曜日

タンゴ

タンゴと聞くと、なんとなくその音楽のイメージが浮かぶ人もいるだろう。その演奏されたタンゴと元の楽譜とのギャップは、ここから地球の裏側くらいの距離があると言っても過言ではない。タンゴの楽譜は、時代にもよるが、べったりとした地味な2/4拍子の楽譜が多く、それをそのまま演奏しただけでは情熱さのかけらもない単なる素朴な民謡のようなのだ。なので、あの雰囲気は演奏者によって作られる。楽団を統率するリーダの色は濃く、そのキャラクターを聞き分けることがタンゴを楽しむことに繋がる。どんなタイプの音楽でもそれは言えるのだが。

2018年8月23日木曜日

未発表

作曲したまま発表せずにほったらかしになっている作品がたくさんある。理由は、ただ機会に恵まれなかったからに過ぎない。アレンジをし直して自ら発表、もしくは誰かに演奏してもらおうと考えても、なかなか元々のイメージを保ちつつ再構築するのは難しい。そして、発表したいというよりは、ただすっきりしたいだけなのである。
独学で作曲し始めた頃に、フーガや12音技法、無調、ソナタ、弦楽四重奏、などなど、色々と試した楽曲がほぼ未発表状態にある。演奏してくれる方、待っています。

2018年8月22日水曜日

悪夢

悪夢には色々なタイプがある。ホラーなもの、嫌いなもの(僕の場合は蜘蛛と毒キノコ)に関わる、などなど。
僕が最もよく観る悪夢は、シーンはライブステージ、今まさに始まるという場面で色々なトラブルに見舞われる。ギターのシールドを差そうとするが届かない、メンバーが現われない、エレキギターのストラップがない、靴がない。何かしなくてはと、マイクで客をあおるが、一向に演奏を始められなくて焦る。これの調理場バージョン(お湯が沸かない)やサッカーバージョン(ボールを蹴ってもほとんど飛ばない)なんかもある。悪夢の中でも、このタイプが一番後味が悪いのだ。
厄払いにと思って歌にした。その名も「悪夢」。
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