明鏡止水の大吟醸斗瓶囲の桐箱で作った波動スピーカーが一先ず完成した。振動によるノイズの問題のみ残っている。
なぜ作ったかと言うと、斉藤バルでお世話になっているコクテイル書房の店主が、「二階にスピーカーを置こうと思う、ひょうたんスピーカーを吊るすのもいいな、一階の配線もすっきりさせたい、よろしくお願いします。」ということで、一役買うことに。
ひょうたんスピーカーを調べると、結構高い。ならば作ろうとひょうたんを購入できる店を検索するも、これだというのがない。煮詰まったので、なにかと色々詳しい小台はBRÜCKEの店主に相談に行く。
「波動スピーカーなんてどうですか?」と、スコッチをちびちびやる僕に彼は助言をくれた。聞けば、筒の両端にスピーカーが装着されたもののようで、帰ってから早速構造を調べる。なるべくお金をかけずに作る方法はないかと、ポクポクした結果、チーンと閃いたのが日本酒の桐箱だった。
翌日、早速近所の馴染みの酒屋さんに桐箱を譲って欲しいと頼むと、快く応じてくれた。「なにに使うの?」と聞くので、「スピーカーを作ります。」とざっくり答えた。怪訝な表情をしていたので、近く持参するつもりだ。