2015年5月20日水曜日

バンドはじめました

友人がアップライトベースを購入したのがきっかけだったか。
その半年くらい前、その友人と飲み歩いていた数軒目、店は満席だった。僕らの後ろに同じ年頃の男が同じく断られる。少し悩んだ末、数日前に僕が迷惑をかけた店に向かい、階段を上りつつ見上げればさっきの男。これも縁だと、共に飲み始める。
それから半年後、その彼を交えてバンドをしようという運びになった。楽器ができるかは問題ではない。コンセプトは「無理やり共感覚」。或るテーマから受けた別の印象によってフレーズを導き出すというもの。
その話を別の友人に話すと、トランペットで参加しますと言う。断る理由もないし、色々な方向から人が集まってひとつのことを達成するのは緊張感があっていい。そして共通の友人の一人を勝手にメンバーにする。
そして集まった5人。メンバーの一人が経営するカフェで顔合わせ。そこで担当楽器を決める。触ったこともない楽器が並び、それぞれが思い思いに音を出し、気に入った楽器を選んだ。楽器演奏をほとんど(全く?)してこなかった一人が、担当楽器が決まったとき、「ところで、この楽器の名前はなんですか?」と聞いたとき、このバンドのための初めのフレーズの形が僕のまぶたの裏に焼き付いた。

2015年5月13日水曜日

録音

最近ライブで歌っている曲を数日前から録音していたのが、ようやく終わった。その前に一度全曲録ったが、作品を意識した演奏が気に入らず、全曲録り直した。新しい録音は荒く、音程も不安定、しかし今の僕の一部を削ぎ取ったかのような演奏が生々しい。今求めているものはそういうものだ。今を生きて、今を死ぬ。この瞬間に納得いくものは時間を経ても納得出来るだろう。

バル7日目が終わる

友人の来訪はもちろん嬉しいが、それ以外のお客さんが入らないと店として成立しないと思う。どうしたら店の中に踏み込んでもらえるか。自分が入りたくなる店、再び来たくなる店を考える。

次回の斉藤バルは25、26日の二夜連続。自分なりのスペイン料理を更に深めていきます。ワインはスペインかイタリアの予定。
先日、友人たちがバルで使えそうなワインを考える会を催してくれた。本命は、配送会社の手違いで冷蔵が冷凍になっていたらしく、流れた。クール宅急便には違いないが。

2015年5月3日日曜日

大吟醸波動スピーカー

明鏡止水の大吟醸斗瓶囲の桐箱で作った波動スピーカーが一先ず完成した。振動によるノイズの問題のみ残っている。
なぜ作ったかと言うと、斉藤バルでお世話になっているコクテイル書房の店主が、「二階にスピーカーを置こうと思う、ひょうたんスピーカーを吊るすのもいいな、一階の配線もすっきりさせたい、よろしくお願いします。」ということで、一役買うことに。
ひょうたんスピーカーを調べると、結構高い。ならば作ろうとひょうたんを購入できる店を検索するも、これだというのがない。煮詰まったので、なにかと色々詳しい小台はBRÜCKEの店主に相談に行く。
「波動スピーカーなんてどうですか?」と、スコッチをちびちびやる僕に彼は助言をくれた。聞けば、筒の両端にスピーカーが装着されたもののようで、帰ってから早速構造を調べる。なるべくお金をかけずに作る方法はないかと、ポクポクした結果、チーンと閃いたのが日本酒の桐箱だった。
翌日、早速近所の馴染みの酒屋さんに桐箱を譲って欲しいと頼むと、快く応じてくれた。「なにに使うの?」と聞くので、「スピーカーを作ります。」とざっくり答えた。怪訝な表情をしていたので、近く持参するつもりだ。

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