2014年6月29日日曜日

京都のこと

京都は御池寺町を少し上がったぐらいのところにある某レコード店は、ある店員のおじさんのときは必ずソニー・ロリンズが流れていた。オリジナルアルバムではなく、「サキソフォン・コロッサス」を中心としたベスト盤かなにかだ。二階に上がり、店の入り口付近に辿り着き、ロリンズのまとわりつくようなテナーが聞こえてくると、「ああ、あのおっさんか」と変な安心感を得たのを覚えている。先ず入り口の「ご自由にお持ち帰りください」コーナーを注意深くチェックした後、奥の歌謡曲コーナーの向かいのワールド・ブルースコーナーへ一直線に進み、間違った値段の付いた掘り出しものを掘るのが日課であった。
久々に我が家で京都の某レコード屋の雰囲気を味わっている。

2014年6月24日火曜日

梅雨中

梅雨は繊細な季節、繊細にさせられる季節。普段の油断を思い知らされる。梅雨と仲良くなろう。

2014年6月13日金曜日

考える

考えるということは疑うということだろうか。それは本当か?考えずに信じるのは危険だ。

little girl blue

音楽を書くのに音楽はあまり現れないが、視界、というか観念の隅の少し向こうに静かに存在(流れるわけではない音楽、時間ではない)する音楽、曲、詩、そして歌、ニーナシモン。落ち着いて、あるがままにと言われているような気分、死ぬまで存在するだろう。死んでからも、かも知れない。

2014年6月7日土曜日

梅雨入り

梅雨らしい梅雨の始まりである。玄関を開けると、飛び石を残して一面雨水、夜に観る水面下の苔は海草を想わせる。予報は当分雨、風も手伝って、東京が洗われるようで気持ちが良い。
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