2015年12月31日木曜日

また来年

今年が終わる。今まで年をまたぐ事にそれほど関心はなかったが、今年は来年をすごく意識している。今年やってきた事を来年は更に大きく広げたい。どんなに厳しい状況でも楽しむことを忘れずに、そして楽しませることを忘れずに生きよう。

2015年12月19日土曜日

三村京子、そのひと

「いまのブルース」を聴いている。ライブの方が好きだが、この録音は三村さんのライブの空気を内包している。ほとんどが弾き語りで、三村さんと四畳半の和室で語り合っているような近さ。数曲来訪者がある。フジワラサトシくんと僕だ。
自分自身と語り合いたくなったら、この音楽をかけたらいいよ。

2015年12月8日火曜日

考える日11

話すことで確認し、新たな答えを見つける。或る答えはまた問題になり、僕は退屈しない。今日を考える日にしよう。明日も考える日かもしれない。そこにある隙間は考える余白、余白は視覚的なものかもしれないし、観念的なものかもしれない。それも考える要素。そこにある隙間は君のための余白。考える日は始まりで、時間を経ることで考える行為は必要無くなるかもしれない、ということを考える日がある。僕は一人ではない。考えられることで君は輝いていられる。君は僕かもしれない。君が僕のこと言っているのかもしれない。考えることで君(僕)は輝いていられる。そう、僕(君)は一人ではないし、自分だけでは自分のことなんて分からない、と言うことを考える日。

考える日10

名古屋駅からとにかく歩く。慣れない街をただ歩くのが好きだ。それが一番その街のことが分かると思っている。十数年前に訪れたときの印象から、大須観音を目指す。しかし、大須観音駅についた時、時間は尽きた。次はここから始めよう。
名古屋はいつも優しい。誰にでも優しいわけではないと思うが、いつも優しく迎えてもらっている。演奏中、心は波打っていたがなんとか乗り切った。新たな始まりの終わり。

考える日9

共演の三村さんはふらーっと到着した。京都で会う三村さんは懐かしい。
yogue店主が用意してくれた渋い料理がメニューに並ぶ。優しい哀愁。早めに来ていた友人に日本酒を少し分けてもらう。
じゃんけんで順番を決めた。何番でもよかったが、一回戦敗退の結果トリに。
音に質感があった。空間を徘徊する音、言葉、心。
その内に終わりがやってくる。そして、帰るべきところに帰った。

2015年12月5日土曜日

考える日8

京都に移住するきっかけになった友人と半年ぶりの再会。半年はあっという間で全く懐かしい感じはない。友人の息子はすくすく育っていて僕の感覚を飛び越えて行く。これには半年という時間を感じる。
浄土寺は軽食みなみ、これが正しい呼び名か疑わしいが、そこは放っておこう。店の前で共演の谷内くんとシャラポア野口が喋っている。軽い挨拶をかわしてドアを開けると、東京で馴染み深い友人がカウンターでコーヒーを前に静かに座っている。ちょうど彼は京都に滞在していて、残念ながら演奏を待たず東京に帰ってしまうのだった(昨日東京某所で会った)。僕もコーヒーを頼み、彼が京都駅に発つまで談笑する。共通の友人を待ったが、遂に現れず時間切れ、彼は店を後にした。再会は果たされないと思いきや、彼が店を出た瞬間に到着。僕は敢えて立ち上がらず、その光景を見ていた。

2015年12月4日金曜日

考える日7

金沢は雨だった。初めて降り立った地、少しずつ塗り進めて行く。特に見どころには行かず、限られた時間で市街を歩く。途中、引っ掛かったカフェに吸い込まれる。素晴らしい驚き。
道の真ん中に何かを立てられる装置のある商店街を静かに進み、オヨヨ書店に到着。暫らくして共演のふくらはぎばたけ竹内氏が現れる。自前の古めかしく、特徴のあるオルガンと共に。新作CDは最後のパーツ、歌詞カードを手に入れ、この日遂に日の目を見る。
ライブは静かに始まり、静かに終わる。
終演後、機材の撤収時、猫が脱走、なんとも言えない、生きた心地のする時間(勝手に済みません)。打ち上げがてらオヨヨ書林さんに連れてってもらった赤提灯で燗酒とおでんを。素敵な時間をありがとう。

出張斉藤バルを終えて3

今回誘ってくれたテニスコーツのお二人には感謝したいところだが、ただ感謝しても面白がってくれないだろうな。BGMは植野さんの意向より、終始BOØWYでした。BOØWYは僕らの共通点です、といって巻き込もう。さやさんはいい迷惑だろうな。でも楽しんでくれるよ。Music Exists、本当だ。テニスコーツは本当のことを言ってもいい人たちだ。また遊んで下さい。

出張斉藤バルを終えて2

営業はというと、僕はのんびりしているから、非常に周りに迷惑をかける。
手伝いをしてくれた上にデザートまで用意してくれた友人と、淡々と前半をこなす。しかし、予想以上のオーダーに演奏直前に料理はほぼ底が見えた状態。ライブの半ばに料理を追加することを決意し、近くのスーパーに走る。
ライブはアンコールに突入。終演後に備え、段取りをイメージする。そしてライブは美しく終わりを迎え、ぽつぽつと料理の注文が入る。慣れない道具で慣れない料理をするのはなかなか骨が折れる。数人のお客さんをだいぶ待たせてしまい、申し訳なかった。ただ、料理には心を込めた。それが味覚を越えて心に届いていれば嬉しい。

出張斉藤バルを終えて1

物凄い疲れているはずなのに、とてつもなく元気だ。元気をもらったとでもいうのか、そんなことがあるのか、あるかもしれない、テニスコーツだから。Music Exists disc1を聴きながらキーを打つ。

キチムには、友人が働いていた頃に何度か顔を出したが、タイミングを外し、お店に対し妙によそよそしく振舞っていた自分を回想する。今回の話があったとき、キチムという存在はまっさらで、新しい気持ちで受け入れられたのが記憶に新しい。そして、この場所が身近になったのは単純に本当に嬉しい。
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