2013年1月8日火曜日

シンプル

自転車で一時間強、京王多摩センター駅最寄りの多摩美術大学美術館に着く。昨今のネーミングセンスには首をかしげること然り。友人から教えてもらった佐藤慶次郎展に行ってきた。なんとなく聞いた名だな、と思って経歴を見ると実験工房に参加していた作曲家だった。楽譜が数点展示されていて興味を引いたが、オブジェには心を惹かれた。面白い事をただ面白いと思って形にした、というだけの作品。それ以上のものがあろうか。こんなににやけた展示はヴァッサー以来だろうか。そういえばこの展示を教えてくれた彼女はフンデルト・ヴァッサーという名に爆笑していたな。そのくらい単純なことだ。
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