2014年3月12日水曜日

勝手祝い

幸田文のエッセイを呼んでいると「祝い好き」という話が現れた。電車の中は込んでいる。冠婚葬祭、行事とは関係なしに個人的な物事(文章は季節によるものに特化していた)と関連付けて勝手に酒を飲む、というのが全貌である。先日、帰路、近所を歩いていると家々で梅を所有している。枝垂れた梅、枝の太い無骨な梅、その他の種類の梅を眺めていると、自然と目出度い気分になった。その日の酒は憶えていない。話は数文字戻って、電車に乗る前に古い友人から子供が出来たとの連絡が。勝手祝いには持って来いの吉報だ。
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